081018 “道端の珍蝶” 沖縄県南大東島
さとうきび畑から集落のはずれまで戻ってくると、民家の生垣にランタナが咲いていてクリーム色の蝶が次々とやってくる。
ウスキシロチョウ銀紋型♂

この島にはツマベニチョウがいないので、気のせいか他の島より堂々と振る舞っているように見える。

別の民家の生け垣ではウラナミシロチョウが休憩中。

ここで撮れるなら朝わざわざ早出をして公園に立ち寄らなくても良かったかも・・・。
近くに休耕地があり、いい感じに雑草が生い茂っていたのでちょっと様子を見てみると、1匹の極小シジミが見つかった。この外縁部の斑紋列の薄さから見て、今度こそ目的の蝶に違いない。

とうとう見つけたハマヤマトシジミ。

事前のネット検索では、ヤマトシジミを本種と誤同定している画像がかなり見られたが、実物を見てみると違いは一目瞭然で間違える心配はまず無い。
しかし。その後いくら探してもこの個体以外は見つからない。目的は一応達成したものの、もっと綺麗な個体も撮りたい。そこで集落の中心部に入り、もっと人工的な環境を重点的に調べてみることにした。これが結果的に大正解。狭い道路と倉庫に挟まれた幅1m程のしょぼい草むらに食草のイヌビユが生えていて濃いブルーの極小シジミがいっぱい飛んでいる。
先ほどの個体よりかなり地色の濃い個体を見つけて撮影。

この記事へのコメント
まだ見たことがなく、図鑑だけの知識ですが、最後の解説画像で確認できました。前翅裏面の外縁にある紋が1列目と2列目が共に3列目と比べて薄い・・・なるほど、こういうことですね。
「こんなつまらない場所」というのが、実は減っているわけです。
開翅写真も出てくるのかな・・・ドキドキ。
ヤマトも本州とはかなり違うので、ゆっくり比較できないと難しいですね。
その前に、ここまで行くのが大変ですね。
なかなか南大東島まで行くのは大変ですが、今度、チャレンジして見たいと思います。最後の写真で区別点は良くわかりますね。
実際、極小ヤマトには一杯食わされましたからね。でも、一度本物を見てしまうと、飛んでいても見分けるのは簡単です。
南大東島には各地で姿を消しつつある貴重な「つまらない場所」がたくさんあるので食草も蝶も健在なのかも知れません。観光に力を入れて集落内を美化しよう、なんてことになると、この島からも消えてしまうでしょう。
開翅が撮れるかどうかは翌日の天気次第です。はたして・・・?
実際に現地に行ってみると、それほど「おめでとう級」の蝶ではなく道端の普通種な感じでした。
ヤマトとの区別も思ったほど紛らわしくはなかったです。
東京ー那覇間より那覇ー南大東間の方が高いのがネックですね。
行くのはかなり気合いが要りますが、行ってしまえばこっちのもんです。
沖縄の離島の中でも他に類を見ない異色の島なので蝶以外でも楽しめると思います。
比較写真、結構好評ですね。(^^)
翅表の比較写真も掲載したいのですが、撮影できていない種があります。
当時は良く区別点もわからず何気なく分類してしまったようですが、今回の4種の比較写真で良くわかりました。
かなり危機的状況のようですね。これは撮影しておかなくてはいけないですね。
でもいつ行かれるかな・・・
タイワンツバメシジミの記録が途絶えて以降はハマヤマトが珍蝶の代表になってしまいましたね。
見た限りではこの島では安泰のようでしたが、ほかの島同様いつの間にか居なくなってしまう不安はあります。
ハマヤマトにせよヒメシルビアにせよ“30数年前に撮影”というフレーズに感動しました。
南大東島に限ればまだ危機的な印象は受けませんでしたが、他の島々と同じ運命をたどる恐れはあると思います。
まず「行く」という決断をしてしまえば、あとはなんとかなりますよ。(・・・多分。^^;)
南の蝶は守備範囲外でしたか。私も北の方や高い所の蝶には疎いです。
研究熱心なclossianaさんのコメントならトンチンカンでもチンプンカンプンでもペカソチャルマンチャイでも何でも歓迎します。