061223 “南島系雑誌”

今回は少し趣向を変えて南の島の雑誌の紹介などをしてみたいと思います。寒い冬、誌上で亜熱帯の島々を旅して南国気分に浸りましょう。
まずはメジャー系の“Coralway”。沖縄の離島に行ったことのある人にはお馴染みのJTAの機内誌です。オールカラー印刷で、島の自然・文化・暮らし・レジャーなどのテーマに沿った特集と連載で構成されています。1986年創刊で隔月刊から季刊時代を経て、現在は若水(ワカミジ)号、清明(シーミー)号、若夏(ワカナチ)号、真南風(マフェー)号、風車(カジマヤー)号、新北風(ミーニシ)号という隔月刊に戻っています。機内配布用と販売用の2つのバージョンがあり、裏表紙の価格表示の有無だけが違っています。
写真は2003年若水号、特集は「西表島 昆虫は楽しい」で蝶が中心です。
画像


続いては“うるま”。沖縄から、主に沖縄好きのないちゃー向けに発信している雑誌です。1998年の創刊からしばらくは色々と紆余曲折がありましたが、現在は月刊誌として安定期に入っているようです。以前は各市町村や島ごとの特集を組んでいましたが、最近一巡してひととおり網羅してしまったようです。移住や宿関係は特に読者の関心が高いようで毎年のように特集が組まれています。音楽の紹介にも力を入れています。それなりに人気のある雑誌ですが、本土での販路が狭く一般の目に触れる機会が少ないのが残念です。
写真は2003年10月号、特集は「石垣島 バタフライロード」。
画像


次は“Horizon”。この雑誌を知っている人はかなり少数派だと思います。“奄美の情熱情報誌”というキャッチフレーズで1995年創刊の年2回発行です。奄美諸島の各島々や自然・文化・産業などの紹介がメインです。
写真は2004年後期号、特集は「奄美群島蝶図鑑 蝶の舞う島々」。
画像


最後に紹介する“Wander”は活字主体のサブカルチャー系コラム誌とでも言えばよいでしょうか。沖縄そばから独立問題まで何でもありでしたが、各コラムがその時々の沖縄の“今”を映す貴重な記録でもありました。編集長が独断で選んだ音楽特集も好評で、本土に新良幸人やローリー(The Waltz)を「輸出」した功績は大きいと思います。やんばるの漫画家大城ゆか先生が描く表紙イラストも秀逸です。主に県内向けの雑誌ですが、本土の沖縄好きのあいだではある種バイブル的な存在で、沖縄病の重要感染源の一つにもなっていました。1990年の創刊当初は季刊誌だという説もありましたが、年4回発行することは一度も無いまま2005年末に惜しまれつつ終刊を迎えました。
写真は左から1994年ぱーぷぎゃーあらんど号、1997年なーすっちゃーすんがー号、2005年終刊あがぁひゃー号。
画像